心の声

こんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない!

そう言って辞めていく新人がいるそうです。

電話対応だったり、社内清掃だったり、強制的飲み会参加だったり。

理由は人それぞれなんでしょうけれども、雑務を自分がやらなきゃいけないのが納得いかないとのこと。

責任ある仕事だけやらせてくれ、ってことなんだそうです。

でも、経営側から言わせてもらうと、会社の仕事なんて責任ある仕事じゃないけど重要な仕事っていっぱいあるんですよね。

日々の仕事で汚れた職場は誰かが綺麗にしなきゃいけないし、人が増えればデスクを増やして配置を変える力仕事もあるし。

そんなことを全部業者にお願いしていたら、コストばかり掛かって利益なんか出なくなってしまいますよ。

社員が利益の出る仕事に集中する環境を作るのは経営者の役割ではあるものの、それ以外の仕事もある程度は必要だと思うのです。

だって、利益を出すための環境を作る仕事ですからね。

これも社員自身が行うべき、立派な仕事だと思っています。

そんな感じで、辞めていく(他社の)新人の声を他人事として見ていたのですが、今回、自分自身がそんな風に感じたことがありましたよ。

現在、我が社では求人広告を出しているのですが、その写真がひどいんです。

ある社員の肩に私が頭を乗せて、はにかんだ笑顔を見せているんです。

私が社員に擦り寄っているみたいで、気持ちが悪いったらありゃしません。

キャッチコピーは「社員に寄り添う社長」だそうで。。。

まあ、人目を惹きつける広告にするため、あることないこと書くことも時には必要なんでしょうけど、私自身がこんなことをやらされるとは!

ほんと、「こんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない!」ですよ!

ちなみにこの広告、私の人となりも結構ひどい書き様なんですよね。

「冷酷そうな感じに見える」と、社員の声として記載してるわけです。

その後に、「でも実はそれほどでもない」的なフォローも書いてくれてはいるんですけど、絶対に前の方が本音ですよね。

編集している代理店の人たちが社員から引き出した言葉なんでしょうけど、きっと、社員が心のうちに閉じ込めていた声なき声なんだと思いますよ。

そもそも編集員も感じていたことで、普段は言えないことを社員の口から引き出してきた編集員が凄腕なのでしょうけど。

私はとっても悲しいです。

でもね、今回の広告は初めて取引する代理店によるものなんですけど、ここまで私にやらせたんですから、絶対わんさか採用できるんだと思うんですよ。

私を心身ともに削って作った広告な訳ですから。。。

最後に私の心の声を聞いてください。

これで採用できなかったら、二度と取引はしないからな!

秩父で山に登るIT経営者より