Big fly! Ohtani-san!

大谷さんって、本当にすごい人ですね。
野球の能力が半端でないのは全ての人が知っていることだと思いますが、今回の事件で精神力が桁違いにすごいことまで明らかになりました。

普通、自分が稼いだお金、25億円もの大金を盗まれたら、もう精神的に参ってしまいますよ。
しかも、その盗んだ人が自分の長年のビジネスパートナーなのですから。

私が以前、株に手を出して盛大にやられた時には、もう吐き気すら覚え、しばらく仕事をする気になりませんでしたが。
もちろん、金額も全然違うし、パートナーのせいでもない、私の場合はすべて自業自得だったのですがね。

大谷さんのすごさはお金が価値判断の基準ではない、ってところなんでしょうね。

ちょっと極端かもしれませんが、私の経験上、仕事でお金が一番と考える人は、道を踏み間違えるケースが多いように思います。

給料アップ目当てで転職を繰り返すって、私の昔いた金融の世界では結構当たり前のように行われていたのですが、最終的にはずっとその場にとどまって一生懸命働いていた人が一番報われたように思います。もちろん例外もありますが。

以前、私が転職活動をしているときに、転職先の責任者が、「若い時にお金のことを気にしすぎると良くないよ。お金は後から付いてくるから」なんて言われたのを思い出します。

その時には、給料をあまり出さないための言い訳だなって、その言葉をまともに受け取らなかったのですが、今考えるとその通り。

やっぱり、「お金は後から付いてくる」って考えて、目の前の仕事に打ち込むことが、結局は良い結果を生むのだと思いますよ。

話を大谷さんに戻します。

今回の事件で経営者の私から見て、大谷さんが良くないと思える点が一点だけあります。

それは、不正をできる環境をそのままにしていたこと。

今回の事件を起こした一平君だけではなく、人っていうものはとても弱い生き物です。

目の前に大金があり、手を付けてもバレなさそうな環境であれば、出来心を起こしてしまう人もいるのです。

そういったことを考え、不正をできないような環境を構築しておくことは、その仕事をする人のためでもあるのですよね。

確かに、他の人からダブルチェックが働くようにするのは、全面的に信用されていないように映るでしょうし、失礼なようにも見えます。

でも、その人が出来心を起こさないようにしてあげることの方が、実はその人のためを思っていることだと思うのです。

今回の件で大谷さんを見ていて唯一残念なのはこれだけです。

他はもう完璧。

これまで50年生きてきて、20歳も年下の人をここまで尊敬できるなんて、思ってもみなかったですよ。

これからもBig fly! Ohtani-san!

秩父で山に登るIT経営者より

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