大学無償化

ゴールデンウィークに息子が帰って来ました。

地方で学ぶ息子と短い時間ですがお話ができ、とても楽しい休日となりました。

やっぱり、一人で生活しているだけあって、食事をし終わった後に食器を片付けるとか、今までになかった行動が見られて成長を感じました。まあ、そんなのはやって当然の行動なんですがね。。。

さて、そんな息子から大学無償化手続きの話を聞いたのですが、なんともまあお粗末な話でしたよ。

この大学無償化、3人以上の子供が扶養に入っている場合に大学の授業料や入学金の一部が補助される制度で、今年度施行されたものです。

異次元の少子化対策ということで、確か岸田首相の置き土産だったかと思うのですが、入り口からしてなんとも閉口させられる制度ですね。

三人兄弟を想定すると、長子が大学生の時には頂けることになりますが、二人目や三人目が大学に入学する頃には長子は大学を卒業しているので扶養外。もう貰えません。

異次元の少子化対策という割には、補助されるのは長子の時だけというセコイ制度なんですよね。

それからこの制度自体の広報の仕方も酷いものでした。

国の制度として実施するわけですから、なんらかの通知が保護者や扶養者に届くのかと思っていたのですが、大学のホームページにコッソリと記載されていただけなんですよ。

そんなの気がつかないって!普通、子供の大学のホームページなんて保護者は見ないでしょ!

大学としても全く力を入れていないことがよく分かりますよ。寄付金を募る立派な郵便物は定期的に届くのですから。

我が家では、息子が友達から聞いた情報として調べたのでなんとか気がつきましたが、申請締切日が過ぎてからの対応になってしまいましたよ。

さらに、申請のやり方についても異議があります。

こちらの大学では奨学金という建て付けにしたようなんです。

ただ、普通の奨学金申請と同様に申請の理由を160字以上で記載しないといけなかったりして、「なんだかなあ」って感じです。

だって、申請理由なんて、「国の制度として少子化対策で頂けるから」以外にないですからね。

「岸田元総理のおかげで生活が楽になり、ありがたい」、とか、「少子化解消のために第四子を作るべく頑張る」旨を記載しないといけないのでしょうか?

まあ、そもそも長子が大学生の親御さんの年代に今お金をあげたところで、子供なんてできないですけどね。

でも、貰えるものは貰いますよ!

「さもしい」なんて麻生さんに言われちゃうかもしれませんけど、五公五民の世の中、頂けるものは頂かないとね。

さて、ゴールデンウィークが終わりました。

ただ、これからあと75日間は祝日がないそうです。

のび太君のもっとも憂鬱な月、6月を挟んでしばらくは働き放題な日々が続きます。

みなさん、頑張っていきましょう!

秩父で山に登るIT経営者より