ある日、森の中
最近、クマによる人身被害のニュースが多いですね。
私も山歩きをするので、他人事ではないんです。
今のところ、関東ではあまり人身被害の話は出てこないですが、東北のクマはやばそうです。
完全に自分から人里に降りて来て、そこを餌場と認識しているみたいです。
ついでに我々人間も餌と思っているようですし。
ヒグマと比べて小さいツキノワグマでも、体重100キロを超える個体がザラにいます。そんなのにしてみたら、人間など軽くブチって出来ちゃいますよね。
恐ろしいです。
とりあえず、今年の秋は東北の山には行かないようにしたいと思います。
ただ、私の子供が今、東北で暮らしているのですよね。
都会に住んではいるのですが、すぐ裏手が山ですし、近くの川にはよく熊が出没しているようですし。
心配です。
真剣に、熊よけスプレーを送ろうと思っています。大袈裟かもしれませんが。
しかし、なんでこんなに人里に降りてくるクマが増えてしまったのでしょうか?
クマを狩猟しなくなったことや、高齢化による里山の荒廃など、色々と理由はあるのでしょうが、私は一番大きな原因は温暖化なんじゃないかと思っています。
というのも、近年では10月上旬まで夏のような陽気が続き、10月中旬から急に寒くなるといったような気候だからです。
クマにしてみれば、まだまだあたたかい季節だと油断していたところ、急に寒くなってきてしまい、今「やべ、はやく冬眠の準備しなきゃ!」って感じなんじゃないかと思うのです。
そして、実際には季節が進んでいるため、食料が思ったほどない。
それで仕方なく人里まで降りてきて、農作物を食べる。ついでに人も、なんて。
原因を探るには色々と調査が必要でしょうけれども、温暖化は生物の生態に大きく影響するわけですから、間違いなく最近の熊害の一因であると思います。
我々も夏から急に冬のような季節に移り変わることによって、色々と狂わされていますからね。
最近も11月の上旬だというのに、もうインフルエンザが蔓延しているんですよ。
特に学校で猛威を奮っていて、学級閉鎖が増えているそうです。
うちの子供の学校では、今日から学校閉鎖だそうですよ。体力のある高校生が、ですよ。
これも異常気象による我々の生態への影響なのでしょう。
とにかく、猛暑は当分続くのですから、これから熊は人里に降りてくるのが常態化すると見るべきです。
そして、絶対数を減らすことでコントロールしないと、もう被害は防げないと思うのです。
政府には被害が広がらないうちに、対策を進めてくれることを希望します。
本来、秋は登山に最適な季節です。気軽に登れるようになって欲しいですね。
秩父で山に登るIT経営者より

