ちょっと良いニュース

先日、ちょっと良いニュースを目にしました。

モームリを運営する会社に家宅捜索が入ったとのこと。

この会社から連絡を受け、はらわたの煮えくりかえる思いをした人たちも沢山いたのでしょう。

パワハラを受けていた人が退職を言い出せなくて利用する、ということであれば、確かに存在意義はあると思うのです。

しかし、実際には、ただ「上司に会いたくないから」、「気まずいから」程度の人も多く利用していたでしょうから、そんなサービスに存在意義はないと思うのですよ。「辞めます」くらい、ちゃんと自分で伝えろっての。

そんな会社に家宅捜索。嬉しいですねえ。

我々の苦しみの一部でも味わったらよいと思うのです。

恥ずかしながら、当社でも一度この会社から連絡がありました。

こちらとしては、急な退職によって仕事の引き継ぎや顧客への謝罪などが一斉に発生するので、悪夢としか言いようがありませんでした。

仕事って、その人に一定程度おまかせしている訳で、継続して仕事をするためには状況を詳しく説明してもらわないといけないのですよ。

それを放棄して、その日から一切の連絡を拒否するなんて。

せめて引き継ぎ書を作成して送るとか、最低限のことはやって欲しいものです。

ちなみにそのサービスを利用した元社員は、決してパワハラを受けていた訳ではありませんよ。

どうしても辞めたいのであれば別に引き止めないので、迷惑をかけて去るのだけはやめましょうよ。こっちがモームリだっての。

今回の件で強く思ったのが、仕事には社会的存在意義が必要だってことですね。

一部では儲かれば何をやっても良い、という考え方もあります。

しかし、そんな考えで仕事をしていても継続は難しいと思うのです。

社会的にも敵視されることになるでしょうし、自分自身もハッピーじゃないでしょう。

特に人様が傷つくことによって得たお金なんて、身につきもしないですよ。

モームリの社長さんが、これを機に自社の存在意義を考え直してくれると嬉しいですね。

私も自社の存在意義を改めて思い起こしてみようと思います。

まずは社員の物心両面での幸福を追求するために存在するということ。

そして、自身を含めた社員が仕事を通して人間的に成長することをサポートすること。

この二つですね。

これは経営理念としてもうたっていることですので、経営判断の基準にもしています。

さらに、我々の持つ技術で社会を支え、付加価値を提供することができれば言うことなしだと思うのです。

そんな会社を目指して、頑張っていきたいと思います。

社員の皆さん、モームリなんて言わないでね!

秩父で山に登るIT経営者より