駿馬よ、来い

今日は9月18日。予想最高気温は37度だそうです。今年何度目の猛暑日でしょう?

しかし、天気予報が正しいのであれば、ようやく、ようやく、今日で今年の猛暑日は終わりとのこと。

秋雨前線様が東京を越えて行ってくれるので、この地獄のような暑さから解放されます。

体温越えの気温、今では当たり前になってしまいましたが、私が学生の頃は一年に一度あるかないかくらいの発生頻度でしたよ。子供の頃にはなかったですし。

エアコンの室外機の前にいるような感じですからね。この気温に異常性を感じていたのですが、今はこれが日常になってしまいました。

体は全く慣れませんけどね。

私は朝、出勤前にランニングをしているのですが、この時期は終わって戻ると汗だくとなります。

汗が全く引きません。

仕方がないので冷水シャワーを浴びてなんとか汗を抑えるのですが、きっと体には悪いんでしょうね。

ちょっと前にサウナで整うのが流行ってましたが、実は心臓に負荷がかかるそうで。

全く同じです。

早く涼しい日々が来てくれないと、死んでしまいますよ。

さて。

考えてみれば、この数十年で鉄筋コンクリート製のマンションや商業ビルが林立してきたわけですから、都市の熱容量はものすごく大きくなってしまったのですよね。

日差しによる放射熱が建物を熱し、その高い熱容量によって高温状態がずっと維持されるわけです。

建物が夜もずっと熱を発し続けるのですから、そりゃあ涼しくならないですよね。

私、二酸化炭素による温暖化には懐疑的ですが、都市の熱容量アップによる温暖化は間違いないことだと思っています。

昔、子供にせがまれてマンションのベランダにテントを張ってキャンプしたことがあるのですが、夜になっても床の温度が下がらず、眠れなかったことがありました。

結局夜中にギブアップして寝室で寝ることにしたのですが、子供に号泣されてしまいました。私の中でベランダキャンプはトラウマなんです。

確か9月下旬だったと思うのですがね。そんな時期の日差しでもコンクリートには熱が蓄積されていくんです。

マンションは草むしりやら掃除やら、外回りの日常的管理作業が必要ないので便利なんですけれど、間違いなく温暖化には負の貢献をしていると思います。

結局、我々は便利さ、快適さを求めて都市化を計ってきたわけですが、それによって逆の不快さ、不便さが現れてしまったということなのでしょう。

人間万事塞翁が馬。

結局、人生とは何かを得ても、何かを失う。その繰り返しということですね。

我が社でもそうですよ。

せっかく、良い取引先とのご縁ができ、情シスの取引が拡大したと喜んだのも束の間、他の古き良きお客様がクラウド化により取引を終了する、なんてこともあります。

人が採用できたと思ったら、退職する人も出てくる。

経営とはこの繰り返しなんでしょう。

そうは言っても、いつも「駿馬よ、我が社に来てくれ」と思ってしまうのですよね。

秩父で山に登るIT経営者より

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