沖縄の未来

沖縄に行ってきました。前回のブログでも書きましたが。

久しぶりに沖縄に行ってみて感じたのは、観光客向けの料金が海外並みになってきている、ということですね。

高級なホテルで食事をすると、一人大体2万円くらいは取られます。数年前の倍くらいのイメージですかね。

これではもう、沖縄に行くメリットを感じなくなってしまいますね。

もちろん、地元民が行くような安い居酒屋や定食屋で過ごすという手もありますが、金持ちの外国人たちに我々のリゾートが取られてしまったようで残念です。

これまで海外に行って、「安い、安い」とショッピングや食事を楽しんでいた日本人ですが、完全に立場が逆になってしまったようです。

経済力の指標であるGDPはドイツに抜かれて4位になっています。そして、もうすぐインドにも抜かれるとのこと。

私が子供の頃には全く想像もつかないような世界線になりました。

当時、中国は大国ではありましたが貧困国でした。まさか自分が生きているうちに経済力が抜かれるなど、考えもしなかったことです。

さらに、インドに関しては未だ貧困国のイメージが残っているんですよね。それがもう、すぐ後ろに立っている。

日本がいかに経済成長しなかったか、ということです。

我々の世代は就職氷河期世代で、社会人生活の全てが不景気でした。

これって、どう考えても経済政策の失敗なんですけど、偉い人たちは何やってたんですかね。

インフレが怖い!ってちょっと経済指標が良くなるとすぐ金利上げるからね、日銀は。

税金が足りない!って景気悪くてもすぐ増税するし。

いい加減、経済政策を全面に運営しないと、貧乏国家になっちゃいますよ。

しかし、経済もそうですけど、人口問題も心配です。

日本の人口が増加に転じるのは、きっと相当先の話ですね。

現在の日本は十分豊かになったため、子供を労働力としてとらえなくて良くなったことにより、産むインセンティブが低下してしまったのかもしれません。

先人たちの努力により、医療の高度化や事故率が低下し、子供が亡くなることはほとんど想定しづらい世の中になったというのに。

ということで、当分我々は少子高齢化の中で生きていかねばなりません。

そんな中で、沖縄は特殊出生率が日本一高い地域でした。

我が社には沖縄出身の社員が結構な比率でいるのですが、将来は沖縄に戻って家を継ぐことを考えている人が多いです。

戻ってきたい魅力があるんでしょうね、きっと。

こうして人口が増えていき、さらに高級リゾートとして経済力がついてきたら、沖縄は日本経済の牽引車になってくれるかもしれませんね!

秩父で山に登るIT経営者より