証券業界SEの業務知識克服記_ 01
まずは資格選び
証券業界のシステムエンジニア(SE)として働いているものの、「証券って何?」みたいな状態ではさすがにまずい。業務知識は日々の仕事で少しずつ身についていくけれど、体系的に理解するためには資格を取るのが手っ取り早い。
それで、金融業界で役に立ちそうな資格を調べてみた。大まかに分けると、以下のような感じ。
- 証券外務員:証券会社の営業やバックオフィスで必要な、金融商品の取引ルールや知識を身につける。
- 二種:基本資格。金融商品の販売に必須。
- 一種:二種の上位資格。デリバティブ取引などの高度な商品を扱える。
- 内部管理責任者:証券業務の管理監督を担う資格。
- 保険募集人資格:生命保険・損害保険の販売に必要な資格。
- 【生命保険】一般課程、専門課程、応用課程、変額保険販売資格、外貨建保険販売資格
- 【損害保険】基礎単位、商品単位
- FP(ファイナンシャル・プランナー):個人の資産運用やライフプランに関する知識を学ぶ。
- 【国家資格】3級、2級、1級
- 【民間資格】AFP、CFP
- 日商簿記:企業の会計・財務に関する知識を証明する資格。
- 3級、2級、1級
- 証券アナリスト(CMA):投資分析のプロ向け資格。
- 宅地建物取引士:不動産取引の専門資格。
- 中小企業診断士:企業の経営診断・コンサルティング業務に役立つ。
- USCPA(米国公認会計士)外資系企業で役立つ国際会計資格。
- 税理士:税務相談の独占業務を持つ国家資格。
- 公認会計士:高度な会計監査の専門資格。
どれも良く分からないけど、いきなり難しいものを選ぶと挫折しそうなので、まずは基礎レベルの資格を目指すことに。
最初に候補に上がったのがFP3級と証券外務員。FP3級は個人資産運用寄りで、証券外務員は業務寄り。どっちがいいかな……と悩んだ結果、「証券業界SEとしての業務理解を深める」という目的に合致している証券外務員を選択。
調べてみると、証券外務員試験には一種と二種があり、二種が基本資格らしい。証券会社の営業やバックオフィスで働く人が必ず取る資格で、証券取引の基礎や法令、商品知識が問われる。証券業界にいるなら持っていて損はない。
ということで、まずは証券外務員二種を受験することに決定!
次回は教科書の選定について話す予定。

※参照サイト:https://gaimu-mako.com/osusumesikaku/