異論は許さぬ!

最近感じるのは、世の中が怖いということなんですよ。

なぜだか一斉に、盛大にアピールすることで世の中の流れを作ろうとするメディアの勝手な動きがあるんです。

それはまだ良いのですが、その流れに反対する人を吊し上げて社会的に抹殺しようとする動きが怖いのです。

直近では、進次郎さんの備蓄米の件でもありました。

まあ、前任者が備蓄米を放出したのにそのコメが未だ市場に出回ってこない事を考えれば、その後に放出した備蓄米がもうスーパーの棚に乗っている状況を作ったことは、施政者としてよくやっているのだと思います。

ただ、それを救国の英雄みたいな感じで盛り立てているのは異常ですよ。

見栄えもするし、元首相の子でもありますし、次の首相として担ぎ上げたいのでしょうけど。

しかし、値つけが変なのに誰も何も言わないのはおかしくないですか?

古古古米が5キロ2000円ですよ。あと一年で家畜の餌用にキロ数十円で売られるものがですよ。

率直に、高くね?

流通に手数料を高めに出すことで早く市場に出させたのでしょうけど、それにしても限度があるでしょうが!

しかし、最も恐ろしいのは、敵認定した人への集中砲火です。

今回の件では野村元農相ですか。

反対意見を言ったところ、農水利権の守旧派として徹底的に叩かれているようです。

仕舞いにはJAから7000万円の献金がある、との文春砲まで出てきましたよ。

もう、社会的に抹殺しようとしてくるんですよね。

怖いですよ。我々マスコミへの異論は許さん!ってことです。

これでは戦争を煽った戦前と何も変わってませんよ。

反対意見を言うだけで、非国民。意見すら言えない空気を作り出してきたのです。

ただ、一つ大きな救いがあるとすれば、SNSが広がったことでしょう。

SNSではいろんな意見が出ていることで一つの意見に流されることはなさそうです。

政府やメディアの嘘を暴く、説得力あるお話も多々出てきますし。

そういえば、会社でも同じようなことがありますよね。

声の大きな人や管理職が言った意見がなんだか全体の意見のようになり、反論も言いづらくなってしまう。そして、特に議論されることもなくその意見が経営会議で通ってしまい、会社の方針に反映されてしまう、なんて。

でも、実際には問題だらけの方針で現場がますます疲弊してしまった、なんてことにがよく起こるんです。

昔の会社でもそんなことがありましたよ。今までやってきたことが伸びなくなってくると起こりがちです。

ですから、経営者はそういった意見が本当に正しいのか、問題の本質を改善するのかをよく見極めないといけないのです。

会社経営にはSNSがないので、経営者がその役割を果たさないといけないのかもしれません。

特に反対意見がないのは要注意ですね。

ドラッガーも言っていましたよ。

秩父で山に登るIT経営者より

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