若いツバメ

朝、ぼーっと外を眺めていたら、ツバメの集団が空を飛んでいるのが見えました。

いつもの華麗に舞うツバメと違って、明らかに下手くそで、心なしかバタバタしているようでした。

どうやら巣立ちの季節のようです。初めて空を飛んだ雛鳥たちなのでしょう。

なんだかとっても可愛いです。

春先に営巣したばかりなのに、もう巣立ちの時期ですか。とっても早く感じます。

一方で、雛鳥の周りを綺麗に燕返しするツバメも見えました。

きっと我が子を見守っている親鳥なのでしょう。ちょっと不安そうにしているような気もしましたし。

飛ぶのが下手なツバメたち。このまま元気に成長して、また来年の春に我々の元に戻ってきてくれると嬉しいですね。

ところで、この心配そうに見守る親鳥が自分の姿に重なるところがあるんですよ。

私たちくらいの年齢になると、自分のことよりも若い世代のことを考えるようになってくるんです。

先日、公共バスの最前列の小高い席に座ったのですが、「この席は危ないので、お年寄りは座らないでください」と書かれていました。もうそろそろ座っちゃダメなのかな、なんて考えさせられる年なんです。

そうなると、子供世代がどうやったら幸せに生きていくことができるのか、なんて考え始めたりするんですよ。

特に最近、五公五民の世の中で、加速する超高齢化社会。さらに石橋ゲル。

若者の数が減り、ますます若い人が幸せに暮らすことが難しくなってきているわけです。

そうなったら必然的に、今後老人化していく我々世代が金銭的に自分で自分を支えていくようにしないと、なんて考えるようになってくるんですね。

もっとも、氷河期世代で就職難に見舞われた我々世代に金銭的余裕などないのですが。。。

ただね、そういった下の世代を思う気持ち、思いやりってのは絶対に必要だと思うのです。

「愛されるよりも、愛したいマジで」

同じ氷河期世代のスーパースター、Kinki Kidsも言ってましたよ。

会社でもそうです。

若い人たちに教育を施し、社会に貢献できる人財に育てていく。とても重要なことですね。

我が社でも、人材育成にはとても力を入れているんですよ。

ほとんどIT技術者としての経験がない人を我が社に迎い入れ、数ヶ月かけて研修し、プロジェクトへアサインしていく。

こんな時間と手間とコストのかかることをやってるんです。

もちろん、なかなか経験のある人財が採用できない、ということもあるんですけどね。

ベースに社会に貢献していくって考えがあるんですよ。我が社には。

単独で目に見える改善は難しいですけどね。世の中を少しでも良くするために、なんて真剣に考えてます。

最近は不景気が続いたので、若いツバメを囲う浮いた話も聞かない世の中になりました。

だからこそ、我が社が採用しているのです。若いツバメを!

秩父で山に登るIT経営者より

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